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2024年01月17日

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「長期インターンは意味がない」は嘘!キャリアに与える影響を徹底考察

将来のキャリアパスを考え、長期インターンシップに参加すべきかどうか迷っているという方は多いかもしれません。一方で、「長期インターンシップなんて意味がない」と思っている方もいるかもしれませんね。しかし、長期インターンシップは学生にとってキャリア意識を養うために非常に重要な機会です。

長期インターンを経て「意味がない」と感じた人は、何か理由があったのかもしれません。もしかしたら、事前の対策や、インターンシップへの取り組み方次第では「意味のある」ものにできた可能性も。

そこでこの記事では、長期インターンシップに参加する意義、参加する学生にとってのメリット・デメリット、長期インターンシップの機会を実りあるものにするための重要なポイントなどを徹底解説していきます。

長期インターンシップから得られる学びを最大化するためにも、ぜひ最後までお読みください。

長期インターン経験者 はるか

執筆者

大学2年生の頃、就活イベントに登壇されていた社員の方の生き方に憧れ、飲食店でのバイトと掛け持ちをしながら長期インターンをしていました。 長期インターン経験歴は、合計2社で約3年間活動していました。キャリアについて考えるきっかけとなるような記事を皆さんにお届けしていきます!

長期インターンシップは意味がないって本当?

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「長期インターンシップは意味がない」と言う人もいますが、それは間違いです。長期インターンシップでの経験は、将来のキャリアにも多大な影響を与えます。

長期インターンシップで得られる最も重要なものの一つは、実践的な経験です。

短期インターンシップでは、仕事に慣れたり、企業や業種について知ることができるかもしれませんが、より深い理解や専門知識を得るには十分な時間を確保する必要があり、短期インターンでは往々にして時間が足りません。

しかし、長期インターンシップであれば、実際のビジネス環境で企業の社員と一緒に一定期間働き、プロジェクトに関わっていく中で、実践的なスキルを磨くことができます。

そして、企業の内部に入り込めることで、実際に仕事を行っている社員たちと話すこともでき、自分自身の将来のキャリア選択に役立てられるでしょう。

 

さらに、長期インターンシップは、社会人としてのマナーを身につける良い機会でもあります。

学校では学ぶことができない、社会で必要とされるマナーやスキルを、実際の経験を通して身につけることができるので、インターンシップを経験していない学生に対して一歩差をつけることができるでしょう。

そしてこれらのスキルは、今後のキャリアにおいても重要な役割を果たします。

社会人になってから失敗するのと、学生のうちに失敗をしておくのとでは重みが違うので、学生のうちに間違えたり失敗をして、そこから学びを得るというのも大変良い経験になはずです。

  

また、長期インターンシップを経験することは、就職活動の際にも有利です。

インターンシップで働いていた企業との繋がりがあれば、彼らからの推薦状や就職の機会を提供してもらえることもあります。そして、就職面接において、学生時代に力を入れたことの一つとして、長期インターンシップで社会人経験を詰んだことが評価につながる場合も。

このように、長期インターンシップから得られるメリットは多々あります。その上で、「長期インターンシップは意味がない」という声が上がるのは、おそらく何らかの理由によって、その機会を最大限有効に活用できなかった可能性が高いです。

また、人によっては長期インターンシップ以外の選択肢を取った方がキャリアに好影響を与える場合もあります。

 

「長期インターンシップに参加しても意味がない」と感じるのはなぜ?

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前述したように、多くの学びを得ることができるため、「長期インターンシップに意味がない」ことはないですが、必ずしもすべての人にとってベストな選択ではないというのも事実です。

 

例えば、明確なキャリア目標がない人やキャリアに対するモチベーションがまだ低いという人は、長期インターンシップに参加するよりも、スキルを磨くことや、学業、サークル活動やボランティア活動などに集中した方がよいでしょう。

漠然と長期インターンシップを始めようとしても、やりたいことが分からなければ、どの業界に行けば良いのか、どんな企業が自分に合っているのかを吟味することができません。

その結果、なんとなく入った企業で、言われるがままに働き、結局学びを得ることができなかった、ということにも繋がる可能性があります。そうなってしまうと、その分の時間をただ浪費してしまうことになるので、目的なく長期インターンシップに取り組むのはリスクが高いです。

また、キャリアに直接関係のない分野の長期インターンシップに参加してもあまり意味を感じられないかもしれません。

インターンシップは、その企業の現場で、自分が興味を持っているキャリアパスについて学ぶ場でもあります。そのため、インターンシップに参加する際には、自分が興味がある業界や職種に焦点を当て、その分野での経験とスキルを身につけるために活用することが重要です。

 

長期インターンシップのメリット:学生が得られる価値とは?

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長期インターンシップには多くのメリットがあり、上手く活用することで、貴重な経験となります。

以下では、長期インターンシップのメリットについて詳しく考察していきます。

 

<実際の職場環境で実務経験>

長期インターンシップでは、リアルな職場環境で実務経験を積むことができます。

そして、実際の業務に携わりながら仕事の進め方を学ぶことができ、理論だけでなく実践的なスキルや知識を身に付けられます。また、実際に自身も企業の社員と同じようにプロジェクトに携わり、責任を持って職務に取り組むことで、希望するキャリアへのイメージとリアルとのギャップに気づくことができるかもしれません。

就職する前に、自身の目指すキャリアの実情を知ることができるという点でも、実際の職場で働く経験を得るということは大きな意味を持つでしょう。

 

<プロフェッショナルの人々との人脈形成>

長期インターンシップでは、特定の分野のプロフェッショナルの人々との関わりが生まれます。

同僚や上司、クライアントなどとの交流を通じて、有意義な人脈を築くことができます。これらのつながりは、将来のキャリアにおいて重要な役割を果たすことも。

例えば、インターン終了時、その企業に就職しなかったとしても、後にキャリアについて相談できる相手が見つかったり、人生のメンターとなってくれる人との出会いもあるかもしれません。普段の自分のコミュニティでは関わることがない人々とコミュニケーションを取ることで、新たな学びを得られるというメリットもあります

 

<自己成長とキャリア意識の醸成>

長期インターンシップは自己成長にもうってつけの機会です。

インターンでは、自らの能力や強みを発見し、課題に向き合い成長していくことが求められます。そのため、特定のスキル面はもちろんのこと、責任感やリーダーシップなど、今後どのような仕事を行う上でも大切なマインドセットを身につけることができるでしょう。

また、実務経験を通じて将来のキャリアに対する意識も高まります。そのため、取り組み方次第では自分の将来の方向性や目標を見つけるための貴重な機会になり得ます。

 

<履歴書や面接でのアピールポイント>

長期インターンシップでの経験は、履歴書や面接において大きなアピールポイントとなります。

実務経験や職場での成果、自己成長のプロセスなどを具体的に示すことで、自己PRの材料とすることができます。例えば、チームで協力してプロジェクトを成功させた経験から、リーダーシップやプロジェクトの推進力など、自身の貢献度やスキルを具体的にアピールすることができます。

また、面接で重視されるのは長期インターンシップを経験したことよりも、自己成長や学びのプロセスです。具体的な経験や困難に直面した際の取り組み方、成果や改善点などを振り返り、面接で話すことで、自身の成長意欲や能力向上への取り組みをアピールすることができるでしょう。

  

<業界や職種の理解と適正の確認>

長期インターンシップは、特定の業界や職種について深く理解する機会を提供してくれます。実際の職場で働きながら、その業界の現状やトレンドを知ることができるでしょう。

また、自分が本当に興味や適性を持っている職種かどうかも確認できます。長期インターンシップは複数社経験することももちろん可能なので、もし一社目が自分の適正に合わないと感じたら、次の企業にチャレンジするのもおすすめです。

関連記事:長期インターンのメリット・デメリットを解説!身に付くスキルとは?

 

長期インターンシップのデメリット:注意すべきポイントとは?

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長期インターンシップには、先に挙げたように数多くのメリットがありますが、同時にデメリットや注意すべきポイントも存在します。

以下では、長期インターンシップのデメリットについて解説していきます。

 

<時間とエネルギーの負担>

長期インターンシップは、一定期間にわたって本格的な業務に取り組むため、時間やエネルギーの負担が大きくかかることがあります。そのため、学業やサークルなどの他の活動との両立が難しくなってしまうというリスクがあります。

また、短期インターンシップやワークショップなどと比べると長い期間を要するため、粘り強さや強い責任感も必要です。そして、慣れない環境で、普段関わらないような方々と日々コミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていかなくてはなりません。

人によってはそれがストレスに感じられたり、辛いと思う人もいるかもしれません。もちろん、それを乗り越えた先には多くの学びを得ることができるのは間違いないですが、心身に悪影響があったり、大事にすべき事柄の優先順位が下がってしまっては元も子もありません。

このデメリットを回避するためには、自分にとって無理のない範囲で稼働するということが大切です。学業や他の活動とのバランスを鑑みて、インターン先の企業とも相談をしながら、無理をせず、計画的にインターンシップに取り組むようにしましょう。

  

<経済面>

短期インターンシップでは通常給与が支給されないことがほとんどですが、長期インターンシップでは一般的に給与が発生します。しかし、企業によっては低い水準での支給となることも。

そのため、自身で生活費を賄う必要があるなどの事情がある場合は、長期インターンシップよりも、飲食店などでアルバイトとして働いた方が高い給与水準を期待できる可能性があります。

しかし、インターンシップに取り組む主な目的は、お金を稼ぐというよりも、「学びを得る」ことです。給与面だけを考慮してアルバイトに取り組むと、後々後悔することになってしまうかもしれません。

インターンシップとアルバイトを掛け持ちするということもできるので、経済面が不安という方は、学びの場のインターンシップ、お金を稼ぐ場としてのアルバイトというように区別して両立するのもおすすめです。

 

<専門性や専攻とのバランス>

長期インターンシップでは、一定の業務に特化して取り組むことが多いため、その分野に対する専門性が高まる一方、他の分野や幅広い知識の獲得には制約が生じる可能性があります。そのため、将来のキャリアや学術的な目標に対して、バランスを考えながら取り組む必要があります。

例えば、他の分野や専攻のインターンやプロジェクトにも参加するなど、多様な経験を積む機会を探しましょう。これによって、異なる視点やアプローチを身につけることができ、専攻以外の領域におけるスキルや知識も獲得できます。

そして、自己学習や自己開発にも積極的に取り組みましょう。長期インターンシップに参加しながら、専攻以外の分野やスキルについても自己学習を行うことで、バランスを取ることができます。

 

<インターンシップの内容と自身の目標の乖離>

長期インターンシップに参加する際、自身が抱える目標や志向性と、実際のインターンシップの内容が乖離してしまうことがあります。この状況は、参加者にとってやりがいや成長の機会を制限する可能性があります。

こういった事態を避けるためにも、長期インターンシップに参加する前に、自身の目標やキャリアの方向性を明確にしましょう。自分が伸ばしたいスキルや経験、興味のある業界や分野を把握することが重要です。

そして、インターンシップの内容や業務に関して十分な情報収集を行い、自身の成長や目標達成に貢献する可能性があるかを判断しましょう。

しかし、インターンシップの内容が自身の目標と乖離している場合でも、全てが失敗というわけではありません。自身の目標を念頭に置きつつ、インターンシップの中でどのように自己成長や学びを促進できるかを探求しましょう。柔軟性を持ち、新しい経験やスキルを積極的に取り入れることで、予期せぬ学びや成長の機会を見出すことができます。

また、自身の意欲や興味を示し、インターンシップ先のメンターなどとコミュニケーションを取り、業務の調整や自身の関心に合ったタスクの割り振りを相談することも重要です。

このように、長期インターンシップを行う上で、いくつか気をつけなくてはならないデメリットもありますが、どれも対策次第で解消できるものです。各々の状況や事情も考慮しながら、自分にとって長期インターンシップに参加することが得策かどうか判断するようにしてみてください。

 

長期インターンシップでの学びを最大化する方法

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本記事の中で長期インターンシップでの経験は、将来のキャリアにも大きな影響を与える可能性があると何度もお伝えしてきました。しかし、漠然とインターンシップに取り組むだけでは何も得られず、「インターンシップは意味がなかった」と後悔することになるかもしれません。

そこで、ここでは長期インターンシップの時間を有意義に過ごし、学びを最大化させ、キャリアに生かす方法を紹介していきます。

 

<目標の設定と計画を立てる>

長期インターンシップに臨む前に、自身の目標を明確に設定しましょう。まずは、どのような経験やスキルを身につけたいのか、どのような業界や職種に興味があるのかを考えます。

そして、それに基づいて具体的な行動計画を立てることが重要です。計画を立てる際には、期間や目標達成のためのステップを考慮し、進捗状況を定期的に振り返ることも大切です。

 

<積極的な姿勢で臨む>

長期インターンシップで学びを得るには、受け身になるのではなく、能動的に動いていく必要があります。業務に対して真摯な姿勢を持ち、学ぶ意欲を持ち続けましょう。メンターとのコミュニケーションを大切にし、フィードバックやアドバイスを積極的に受け入れる姿勢も重要です。

また、新しいタスクや責任を引き受ける意欲を示し、自己成長のために積極的にチャレンジしましょう。そうすることで、日々の業務でPDCAを回すことができ、成長スピードを高めることができます。

 

<人間関係の構築>

長期インターンシップでは、多くの人々との出会いやつながりの機会があります。積極的に職場内外の人々との人間関係を構築しましょう。社員との交流を通じて、業界の最新動向やキャリアの可能性を知ることができます。

人脈を築くことは将来のキャリアにおいても有益な資産となります。また、他のインターン生とも積極的にコミュニケーションを取るように心がけてみましょう。インターンシップでの学びなどを情報交換することで、視野が広がり、さらに学びを深めることができるかもしれません。

 

<反省と振り返りの意識>

長期インターンシップを行いながら、日々自身の経験や成果を振り返り、反省することは大変重要です。自身の目標との乖離や課題があった場合には、それを具体的に分析し、今後の成長につなげるための改善策を考えましょう。

また、振り返りの際にはメンターや上司との面談を活用し、フィードバックを受け取ることも有益です。これによって自己評価や自己成長のための具体的なアクションプランを立てることができます。

 

<スキルの継続的な学習と活用>

長期インターンシップで得たスキルや知識を活用し続けることは、将来のキャリアにもつながる重要な取り組みです。インターン終了後に、せっかく学んだスキルや経験を忘れてしまうと、その努力や時間が無駄になってしまう可能性があります。そのため、学んだ内容を継続的に復習し、積極的に活用するようにしましょう。

例えば、インターンシップ終了後にすぐに忘れてしまわないよう、学んだことを手帳やノートにまとめたり、デジタルファイルとして保存したりすることが有効です。

また、定期的にこれらの資料を振り返り、学んだ内容を思い出すことで、記憶の定着や理解の深化を図ることができます。

さらに、学んだスキルや知識を実践する機会を積極的に作りましょう。普段の生活や学校の授業などの場で活かすことも大切です。スキルや知識を使うことで、より実践的な経験を積み重ねることができ、応用力や実践力も養うことができます。

長期インターンシップを単なる経験として終わらせるのではなく、将来のキャリアに与える影響を最大化するためにも、上記のポイントを意識し、自身の成長につなげるよう努めましょう。

 

失敗しない長期インターンシップの選び方

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長期インターンシップを成功させるには、まず自分にとって適切なインターンシップを選ぶことがカギとなります。自分に合った長期インターンシップを選ぶ際には以下のことに留意してみてください。

 

<目標と関連性のあるインターンシップを選ぶ>

長期インターンシップは、将来のキャリア目標に対して意義のある経験を積むためのものです。そのため、自身の専攻や関心分野に合致し、自分のスキルや知識を伸ばせるインターンシップを選ぶことが重要です。

キャリアの方向性を明確にし、それに沿ったインターンシップを選ぶことで、より大きな成果を得ることができます。自身が関心を持つ業務やプロジェクトに携わることができるかどうかは、ホームページなどの情報だけでは分からないこともあるので、気になることがあれば面接の際などに直接担当者に聞くようにしましょう。

 

<企業の評判と信頼性を確認する>

インターンシップを提供する企業の評判や信頼性は重要な要素です。必ず確認するようにしましょう。具体的には、過去のインターン参加者の声や評価、企業の実績や社風などを調査し、信頼できる企業を選ぶのが良いです。

インターネット上の口コミやSNS、学内のキャリアセンターなどから情報を集めてみてください。良好な環境や充実したプログラムが提供される企業であれば、より有意義な経験を積むことができます。他の参加者の経験から学び、自身の選択の参考にしましょう。

 

<サポート体制やキャリアサービスの提供を確認する>

インターンシップを通じてのサポート体制やキャリアサービスが充実しているかも重要な要素です。企業の信頼性と併せて、メンター制度や上司との定期的なフィードバック、キャリアカウンセリングなどが提供されるかどうかを確認してみましょう。

長期インターンシップ中に自身の成長やキャリアの相談に乗ってもらえるような支援体制が整っていると、より効果的に学びを得ることができます。

もちろん、必ずしもこういったサポート体制がある企業だけにこだわる必要はありませんが、インターン生の受け入れ態勢が整っている企業では、より心理的安全性が高い状態で、自己成長に集中できる可能性が高いです。

これらのポイントを考慮しながら、自分に合った長期インターンシップを検討してみてください。自身の目標や希望に合致し、貴重な経験と学びが得られるインターンシップを見つけられれば、将来のキャリアアップにもつながるでしょう。

 

まとめ:長期インターンシップの機会を有効活用できるかは自分次第!

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長期インターンシップはキャリアアップにつながる貴重な経験で、近年ますます注目が集まっています。長期インターンシップの機会を最大限に活用するためには、まず本記事で紹介したようような潜在的なメリット・デメリット、を認識することが不可欠です。

また、有意義な時間にするための大事なポイントを意識しながら能動的に取り組むようにしましょう。

長期インターンシップの機会を有効活用できるかどうかは、あなた次第です。実りある経験となるように、事前準備から実際の取り組みに至るまで気を抜かないようにしましょう!

 

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